アルミナ酸化アルミニウム(英: Aluminium oxide)化学式Al2O3。アルミニウムの両性酸化物である。通称はアルミナ(α-アルミナ)
結晶相としてα-、γ-、η-などがあるが、一般的にα-アルミナをいう。
産業分野で最も使われている工業用セラミックス。硬度が高く電気絶縁性に優れる。熱伝導率が高く、耐熱性(約1,500℃)に優れている。
安定化ジルコニア安定化ジルコニアは、酸化物無添加ジルコニアに比べて強度、及び靭性などの機械的特性に優れる。ジルコニア(ZrO2)に酸化カルシウム(CaO)、酸化マグネシウム(MgO)、酸化イットリウム(Y2O3)などを固溶させ低温まで立方晶の構造を保持したジルコニア。
サーメットセラミックスと金属との複合材料。(金属の炭化物や窒化物など硬質化合物の粉末を金属の結合材と混合して焼結した複合材料)
名称はceramics(セラミックス)とmetal(金属)からの造語である。サーメットは耐熱性や耐摩耗性が高いが、その反面、脆く欠け易い。主に切削工具の材料として使われるほか、化学プラントの機械の部品や、高温用のノズルに使用される
サイアロンサイアロンは、元素Si(ケイ素)、Al(アルミニウム)、O(酸素)、N(窒素)を固溶させて作るSi3N4系のセラミックス
サファイア(Sapphire、蒼玉(青玉))コランダム(Al2O3、酸化アルミニウム)の変種で、宝石の一種。工業的に生産される単結晶コランダムもサファイアと呼ばれる(この場合、サファイアガラスなどと呼ばれる事があるが、サファイアは結晶質であるため、本来の意味のガラスではない)。
シリカ二酸化ケイ素(SiO2)、もしくは二酸化ケイ素によって構成される物質の総称。非晶質、ガラス、結晶の各種の状態のものがある。結晶性物質として、石英、クリストバライト、トリジマイトなどの多形が存在する。
ジルコニア(二酸化ジルコニウム、化学式:ZrO2) ジルコニウムの酸化物である。単斜晶系、正方晶系及び立方晶系の3種の多形がある。
ジルコン(zircon)ケイ酸塩鉱物(ネソケイ酸塩鉱物)の一種。化学組成は ZrSiO4。機械的、熱的強度が大きく研削材や耐熱性の絶縁セラミックスとして用いられる。
ステアタイトタルク(3MgO・4SiO2・H2O)を主原料とするセラミックス。抵抗率が高く誘電損失が小さいことから高周波用絶縁物として用いられる。
多孔質セラミックス気孔率が大きいセラミックス。吸着治具、触媒担体、フィルタとして使用されています。
炭化珪素(Silicon Carbide、化学式SiC)は、炭素(C)とケイ素(Si)の1:1 の化合物。ダイヤモンド、炭化ホウ素に次ぐ硬さをがあり、耐摩耗性が高いため、メカニカルシールなどに使用されています。1400℃以上の高温にも耐え、熱衝撃にも強い
窒化アルミニウム(aluminum nitride, AlN)はアルミニウムの窒化物である。熱伝導率が高く電気絶縁性に優れおり、IC、LSIの基板、パッケージやヒートシンクとして使用されています。
窒化珪素 窒化ケイ素(silicon nitride)は、化学式 Si3N4 で表され、無機化合物。非酸化物セラミックスである。高温における強靭性と耐熱衝撃抵抗性に優れ、軽量で耐食性も高いため自動車のエンジン部品、ベアリング部品やシャフト、軸受けに使用されてる。
フェライト (ferrite)は、酸化鉄を主成分とするセラミックスの総称である。最近では鉄を含む複合酸化物の総称。磁性材料として広く用いられている。フェライトは結晶構造によってスピネルフェライト、六方晶フェライト、ガーネットフェライト等に分類される。
フォルステライト2MgO・SiO2の組成をもつ絶縁セラミックスである
部分安定化ジルコニア少量の安定化材を加えて、焼成して得られた立方晶又は単結晶と正方晶から成るジルコニアで、高いじん(靱)性と高強度で特徴づけられ、通常、PSZ(partially stabilized zirconia)と呼ぶ。
マシナブルセラミックス切削加工の容易なセラミックス。快削性セラミックスやマイカセラミックスと呼ばれる。代表材料 ホトベール、マコール、マセライト

ムライト
ムライト(Mullit)とは単鎖構造を持つアルミノケイ酸塩鉱物である。酸化アルミニウムと二酸化ケイ素の化合物。スコットランドのムル島(mull island)で産出する事からムライト(mullite)と名付けられた。理化学用・調理用磁器、点火プラグなどに用いる。
PZTPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)とは、圧電セラミックスの一種。極めて強い圧電性をもつため圧電素子(コンデンサ材料、焦電体、圧電体)の電子部品材料として用いられている。
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